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宮崎県森林林業協会は台中市木材商業同業公會と木材利用促進協定を締結しました

2025年10月7日 お知らせ

協定締結式(10月3日)

宮崎県森林林業協会(会長 星原透)と台中市木材商業同業公會(理事長 許吉本)は日本と台湾の林業と木材産業の協力を深めるため、宮崎県環境森林部の長倉佐知子部長と台中市経済発展局の張峯源局長の立ち会いのもと、10月3日に台中市政府庁舎にて協定を締結しました。

宮崎県では、台湾への県産木製品の輸出拡大に以前から力を入れており、県と台中市が昨年12月に友好交流協定を締結するなど、関係強化の気運が高まっている中、両者は、この度の協定によってさらなる木材の生産や利用、木育などによる連携を深め、持続可能な脱酸素社会の実現を目指します。

締結式では、冒頭、当協会の星原会長から台湾花蓮県の洪水に哀悼の意を表し、「台中産業との協力の機会を非常に重視し、定期的な交流訪問、技術交流、木育活動などを通じて、木材産業の交流を深め、二国間経済貿易の新たな機会を創出していきたい」、そして、台中市木材商業同業公會の許理事長からは星原会長の花蓮県への哀悼に対し感謝を述べ、「両団体で連携し、木材利用に関する様々な取組を行い、この取組を台湾の他地域にも発信して日本、宮崎県の木材を台湾に広げていきたい」と述べられました。

立ち会いを行った宮崎県の長倉部長は「宮崎県と台中市が友好協定を結んでいる中、今回の協定によってさらなる交流の輪が広がることを嬉しく思い、期待している。」、台中市経済発展局の張局長は9月に行った宮崎表敬の対応について感謝を述べ、「この度の協定を祝福し、今後の連携活動により両国の木材発展の向上に期待する。」と述べられました。

今回の協定締結式の開催にあたり、御支援、御協力いただきました「許吉本理事長をはじめとする台中市木材商業同業公會」及び「張峯源局長をはじめとする台中市経済発展局」並びに「藍淑琴会長をはじめとする跨越国際女性交流会」、その他関係者すべての皆様方に厚くお礼と感謝を申し上げます。

  

木育活動(10月4日)

翌日の4日には協定締結を記念して、台中市魯班文化館で台中市の子どもたちに向けた木育ワークショップを開催しました。開会式では許理事長をはじめ、台湾の立法院の江啟臣副院長や台中市議会の陳清龍議員、張瀞分議員、台中市経済発展局の張局長にご挨拶いただくなど、多くの来賓にも参加していただきました。

木育活動では、宮崎県の紹介、森林の機能についての紙芝居を実施したあと、宮崎県産材でできたスギのたまご磨き、ヒノキのカスタネット作りを行いました。木の匂いやぬくもり、手触りを感じながら、親子で工作を楽しんでいる様子が見られました。

また、前日の締結式で宮崎県森林林業協会から台中市木材商業同業公會へ贈られた木製のおもちゃが会場に設置され、子どもたちが楽しく遊んでいました。